目次
人類の誕生
1.猿人
世界最古の人類は、今から約700万年前にアフリカに現れた猿人である。猿人の最大の特徴は、直立二足歩行をして、自由になった手で道具を使い始めたことである。猿人が使っていた簡単な道具を、打製石器という。
※猿人の種類
サヘラントロプス・チャデンシス
…約700万年前(最古の人類)
アウストラロピテクス
…約500万年前
2.原人
今から約200万年前に出現した原人は、猿人から進化して、「火」や「言葉」を使うことができるようになった。
※原人の種類
北京原人
…中国の北京で発見。
ジャワ原人
…インドネシアのジャワ島で発見。
3.新人
今から約20万年前には、今の私たちとほぼ同じ骨格や顔の形を持った新人(ホモ・サピエンス)が現れた。現在の人類の直接の祖先といえる。
※新人の種類
クロマニョン人
…フランスのクロマニョンで発見。
原始時代
人類が打製石器を使っていた旧石器時代と、磨製石器を使っていた新石器時代をあわせて原始時代という。
1.旧石器時代
今から約700万年前~約1万年前までの、人類が打製石器を使って狩りや採集をしていた時代を、旧石器時代という。
※採集…木の実などの食べられるものを集めること。
2.新石器時代
犬を飼い始め、狩りでは弓矢を使用し、食料を保存するために土器が作られるようになり、磨製石器が使われていた時代を新石器時代という。また、農耕や牧畜が始まったのも、この時代である。
※農耕…田や畑を耕して作物を作ること。
※牧畜…乳、肉、毛皮などを手に入れるために、牛、馬、羊などを飼って育てること。
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